[Walking]100キロウォークへの道:はじめに

20代より体調を崩し、その後人口透析生活に入り現在22年目に突入した私が、
無謀にも100キロウォークに挑戦して今年度で4年目になります。

最初の年は、所詮歩くだけ簡単!と思って練習もそこそこで大会に臨み敢え無くチェックポイント2の宇佐でリタイヤ、
その情けなさや悔しさからコツコツと練習を重ね翌年の大会で涙のゴール、
その後は練習を工夫して毎年タイムを1時間づつ短縮して今では16時間台を狙えるところまできました。

そんな私の経験が少しでも役に立てればと思い「100キロウォークへの道」としてまとめてみました。

まず普通の人でも100kmを歩くとなると、脚の痛み、足の裏特に指先や踵にできる肉刺、
眠気(個人的にはこれが一番辛い)との戦いになります。
ましてや人口透析を受けている患者なら、それらに加えて次のことも考慮しなくてはならなくなります。

■ 水分補給
一般的な人工透析患者の場合、週三回一回辺り4~5時間の治療を受けていると思います。

100キロウォークの一般的な大会スケジュールが土曜日の正午にスタートし、
翌日曜日の午後2時(26時間制限の場合)となり、前後に人工透析を受けないといけないスケジュールなるため、
暑いさなかでも水分の取りすぎは体重増加に繋がり、キツイ思いをしないためにも飲む水分の量をコントロールする必要があります。これが一番大変です!

■ 食事
100キロ歩き続けるためにはそれなりのエネルギーが必要になります。

一番良いのは消化が良くてエネルギー蓄積が良いうどん等の麺類なのですが、
いかんせん量を誤ると体重オーバーに繋がり、次回の人口透析時に負担となります。

重量当たりのエネルギーではバナナなどが良いのですがカリウムの問題があり、こちらも難しい選択です。
エネルギーと重量のバランスが良く、尚且つ腹持ちが良い食品を選ぶ必要があります。

■ 血液
そもそも人口透析を続けていると赤血球数が平均値(男性:438~577×10000/μl)より下回る数値
(私の場合320×10000/μl前後)
になっていると思います。
よって過度な運動をすると息切れしやすくなるので、体調に応じて程度な休息が必要になります。

以上のハンディはありますが時間をかけて準備をし、当日も十分なコントロールすることによって100キロを完歩することは十分可能です。

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